施工事例集
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リーンロゼカラン ヘタリお直し

リーンロゼカランヘタリお直し

カランは一般的なソファと異なる構造になっており、ウレタン材で形成したクッションとフレーム作られています。
カランのカバーを剥がすと画像の様な状態のクッション構造体が出てきます。

この構造体を分解して、中のウレタン材やフレームを観察します。
元の状態に戻せるよう慎重に分解します。

クッションを剥がし中の状態を確認します。
中央あるウレタン材が座面を支えるベースウレタンとなります。ベースウレタンが劣化するとウレタンが粉化し座面のヘタリの原因となります。

ベースウレタンを取り外します。ベースウレタンはフレームや座面を支える下地材に接着されているので、丁寧に接着剤を取り除く作業を行います。

ベースウレタンを取り外した状態。ベースウレタンの下地材が見えます。このメッシュ状のワイヤーやそれを支えるバネが破断している場合もある為慎重に確認します。
フレームに亀裂や破断が無いかも確認します。

新しいベースウレタンを製作します。
ウレタンを粉砕し加工した硬めのウレタン(チップウレタン)と反発力のあるウレタン材をスタッキングして製作します。少し硬めに作る事でフレーム辺りも軽減出来ます。

製作したベースウレタンを設置します。ベースウレタンは複雑な形で形成されているため(座面にフィットするよう波の形になっている)、設置は慎重に行います。設置後実際に状態を確認し理想的な状態になるまで、調整を繰り返します。

張り替えした生地を被せて完成した状態。
座面のヘタリも改善し、フレームの当たりも気にならない座面に仕上がりました。ご来社の場合は工房にて実際に座って頂き状態を確認して頂けます。
お困りの場合はご遠慮なくご連絡ください。